関数 > アナログ入力 >

YdxAiSetEvent¶

機能¶

イベントを設定します。

書式¶

INT YdxAiSetEvent(
    INT id,
    INT* mask,
    HANDLE* hEvent
);

パラメータ¶

id¶

YdxOpen関数で取得したIDを指定します。

言語	C#	VB（.NET2002以降）	VB6.0	C++/CLI	C/C++
型	int	Integer	Long	int	INT

mask¶

イベント要因を指定します。
指定した要因となった時に、イベントを発生させる事ができます。

値	定義名	イベント要因
00000001h	YDX_EVENT_STOP	動作終了動作が終了するとイベントを発生させます。
00000002h	YDX_EVENT_SAMPLE_NUM	監視サンプル数データバッファのデータが、監視サンプル数以上になった場合にイベントを発生させます。監視サンプル数は、YdxAiSetCheckSampleNum関数で変更できます。
00000004h	YDX_EVENT_START_TRIG	開始条件成立開始条件が成立するとイベントを発生させます。リピートの場合、開始条件が成立するたびにイベントを発生させます。
00000008h	YDX_EVENT_STOP_TRIG	停止条件成立停止条件が成立するとイベントを発生させます。リピートの場合、停止条件が成立するたびにイベントを発生させます。
00010000h	YDX_EVENT_SAMPLE_CLOCK_ERR	サンプリングクロックエラー発生外部クロック使用時に、周期が早すぎる外部クロックが入力された場合にイベントを発生させます。
00020000h	YDX_EVENT_OVERRUN_ERR	オーバランエラー発生データバッファがFIFOバッファ形式に設定されている場合に、データバッファ容量を超えてサンプリングがおこなわれた場合にイベントを発生させます。
00040000h	YDX_EVENT_HARDWARE_ERR	ハードウェアエラー発生ユニット内部回路に異常が検出した場合にイベントを発生させます。
00080000h	YDX_EVENT_COMMUNICATE_ERR	通信エラー発生 USB通信に異常が検出された場合にイベントを発生させます。

論理和をおこなう事で、複数の要因を組み合わせて指定できます。

言語	C#	VB（.NET2002以降）	VB6.0	C++/CLI	C/C++
型	int	Integer	Long	int	INT

hEvent¶

イベントオブジェクトのハンドルを指定します。

言語	C#	VB（.NET2002以降）	VB6.0	C++/CLI	C/C++
型	IntPtr	IntPtr	Long	IntPtr	HANDLE

戻り値¶

関数が正常に終了した場合は、0（YDX_RESULT_SUCCESS）が返ります。
正常に終了しなかった場合は、0以外が返ります。
詳細は、戻り値一覧を参照してください。

言語	C#	VB（.NET2002以降）	VB6.0	C++/CLI	C/C++
型	int	Integer	Long	int	INT

備考¶

本関数は、アナログ入力が動作中には実行できません。

使用例¶

イベントを設定します。
イベント要因を「監視サンプル数」と「動作終了」に設定します。

C#¶

int result;
AutoResetEvent hEvent = new AutoResetEvent(false);
result = Ydx.AiSetEvent(id, YDX_EVENT_SAMPLE_NUM| YDX_EVENT_STOP, hEvent);

VB（.NET2002以降）¶

Dim result As Integer
Dim hEvent As AutoResetEvent = New AutoResetEvent(False)
result = YdxAiSetEvent(id, YDX_EVENT_SAMPLE_NUM| YDX_EVENT_STOP, hEvent)

VB6.0¶

Dim result As Long
Dim hEvent As Long
hEvent = CreateEvent(0, False, False, 0)
result = YdxAiSetEvent(id, YDX_EVENT_SAMPLE_NUM| YDX_EVENT_STOP, hEvent)

C++/CLI¶

int result;
AutoResetEvent^ hEvent = gcnew AutoResetEvent(false);
result = YdxAiSetEvent(id, YDX_EVENT_SAMPLE_NUM| YDX_EVENT_STOP, hEvent->Handle);

C/C++¶

INT result;
HANDLE hEvent = CreateEvent(NULL, FALSE, FALSE, NULL);
result = YdxAiSetEvent(id, YDX_EVENT_SAMPLE_NUM| YDX_EVENT_STOP, hEvent);

参考¶

AiEvent

高機能アナログ入力のサンプルプログラムです。
動作状態の監視をイベントでおこなっています。