高機能アナログ入力¶
準備¶
ユニットとパソコンをUSBケーブルで接続し、ユニットへ電源を供給してください。
(ユニットへ電源供給後、パソコンがユニットを認識するまでに数秒程度必要となる場合があります)
ユニットをオープン¶
YdxOpen関数 を使用してユニットをオープンします。
設定¶
各種設定をおこないます。
初期値のまま動作させる場合には省略する事が可能です。
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YdxAiSetRange関数 を使用して、入力レンジを設定します。
±10Vまたは±5Vが選択できます。
初期値は、±10Vです。 -
YdxAiSetBuffer関数 を使用して、データバッファ 形式を設定します。
FIFOバッファ形式またはリングバッファ形式が選択できます。
初期値は、FIFOバッファ形式です。 -
YdxAiSetChannel関数 を使用して、サンプリングをおこなうチャネルを設定します。
初期値では、サンプリングはチャネル0のみ有効(サンプリングをおこなう)になっています。
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YdxAiSetClock関数 を使用して、サンプリングクロック を設定します。
設定されたサンプリングクロックのタイミングでアナログ入力(AD変換)がおこなわれます。
内部クロックまたは外部クロックが選択できます。
初期値は、内部クロック(周期1msec)です。-
内部クロック
設定された周期でアナログ入力(AD変換)をおこないます。
YdxAiSetClockInternal関数 を使用して、周期を設定します。 -
外部クロック
外部入力のタイミングでアナログ入力(AD変換)をおこないます。
YdxAiSetClockExternal関数 を使用して、使用するデジタル入力チャネルと入力タイミングを設定します。
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YdxAiSetStartCondition関数 を使用して、サンプリング開始条件 を設定します。
入力動作開始後、指定した開始条件を待ってからサンプリングがおこなわれます。
ソフトウェア(自動)・外部トリガ・アナログ入力トリガ(レンジ比較/インレンジ比較/アウトレンジ比較)から選択できます。
また遅延回数の設定もおこなえます。 初期値は、ソフトウェア(自動)、遅延回数0回です。-
ソフトウェア(自動)
すぐにサンプリングを開始します。
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外部デジタル入力が、指定した状態になった時に、サンプリングを開始します。
YdxAiSetStartExternal関数 で、使用するデジタル入力チャネルと入力タイミングを設定します。 -
アナログ入力状態が、しきい値以上またはしきい値以下になった時に、サンプリングを開始します。
YdxAiSetStartLevel関数 または YdxAiSetStartLevelVolt関数 を使用して、アナログ入力チャネル・しきい値・動作モードを指定します。 -
アナログ入力状態が、2つのしきい値の範囲内になった時に、サンプリングを開始します。
YdxAiSetStartInRange関数 または YdxAiSetStartInRangeVolt関数 を使用して、アナログ入力チャネル・しきい値・動作モードを指定します。 -
アナログ入力状態が、2つのしきい値の範囲外になった時に、サンプリングを開始します。
YdxAiSetStartOutRange関数 または YdxAiSetStartOutRangeVolt関数 を使用して、アナログ入力チャネル・しきい値・動作モードを指定します。
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YdxAiSetStopCondition関数 を使用して、サンプリング停止条件 を設定します。
サンプル数・外部トリガ・アナログ入力トリガ(レンジ比較/インレンジ比較/アウトレンジ比較)・ソフトウェアから選択できます。
また遅延回数の設定もおこなえます。
初期値は、サンプル数(1000回)、遅延回数0回です。-
サンプル数
指定した回数のサンプリングがおこなわれるとサンプリングを停止します。
YdxAiSetStopSampleNum関数 を使用して、回数を指定します。 -
外部デジタル入力が、指定した状態になった時に、サンプリングを停止します。
YdxAiSetStopExternal関数 で、使用するデジタル入力チャネルと入力タイミングを設定します。 -
アナログ入力状態が、しきい値以上またはしきい値以下になった時に、サンプリングを停止します。
YdxAiSetStopLevel関数 または YdxAiSetStopLevelVolt関数 を使用して、アナログ入力チャネル・しきい値・動作モードを指定します。 -
アナログ入力状態が、2つのしきい値の範囲内になった時に、サンプリングを停止します。
YdxAiSetStopInRange関数 または YdxAiSetStopInRangeVolt関数 を使用して、アナログ入力チャネル・しきい値・動作モードを指定します。 -
アナログ入力状態が、2つのしきい値の範囲外になった時に、サンプリングを停止します。
YdxAiSetStopOutRange関数 または YdxAiSetStopOutRangeVolt関数 を使用して、アナログ入力チャネル・しきい値・動作モードを指定します。
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YdxAiSetRepeat関数 を使用して、リピート 回数を設定します。
リピートとは、サンプリング開始条件( YdxAiSetStartCondition関数 で設定)からサンプリング停止条件( YdxAiSetStopCondition関数 で設定)までの動作を、繰り返しおこなう事です。
初期値は、1回です。 -
YdxAiSetEvent関数 を使用して、イベントを設定します。
指定した要因となった時に、イベントを発生させる事ができます。
イベントを使用しない場合は設定不要です。
入力動作の開始¶
以下のいずれかに該当する場合は、アナログ入力動作を開始する前に YdxAiClearData関数 を実行してください。
- データバッファに残っているデータを破棄したい場合
- 指定したリピート回数で動作終了済みの場合
- 状態(動作済みリピート回数) を0に戻したい場合
YdxAiStart関数 を使用して、アナログ入力動作を開始します。
動作状態の監視¶
YdxAiGetStatus関数 を使用して、動作状態を監視する事ができます。
入力動作の停止¶
設定された条件でのサンプリングが終了すると、アナログ入力動作は自動的に停止します。
エラー(サンプリングクロックエラー・オーバランエラー・ハードウェアエラー・通信エラー)が発生した場合も自動的に停止します。
また、YdxAiStop関数 を使用して停止する事も可能です。
データの取得¶
YdxAiGetData関数 または YdxAiGetDataVolt関数 を使用して、データを取得します。
データバッファがFIFO形式の場合は、動作中 もデータの取得が可能です。
ボードのクローズ¶
YdxClose関数 を使用してボードをクローズします。
終了¶
ボードへの電源供給を止めます。