高機能デジタル出力¶
準備¶
ユニットとパソコンをUSBケーブルで接続し、ユニットへ電源を供給してください。
（ユニットへ電源供給後、パソコンがユニットを認識するまでに数秒程度必要となる場合があります）
ユニットのオープン¶
YdxOpen関数 を使用してユニットをオープンします。
設定¶
各種設定をおこないます。
初期値のまま動作させる場合には省略する事が可能です。
-
YdxDoSetBuffer関数 を使用して、データバッファ 形式を設定します。
FIFOバッファ形式またはリングバッファ形式が選択できます。
初期値は、FIFOバッファ形式です。 -
YdxDoSetChannel関数 を使用して、高機能デジタル出力モード（サンプリング出力をおこなう）として動作させるチャネルを設定します。
初期値では、全てのチャネルが簡易デジタル出力モード（サンプリング出力をおこなわない）になっています。
-
YdxDoSetClock関数 を使用して、サンプリングクロック を設定します。
設定されたサンプリングクロックのタイミングでデジタル出力がおこなわれます。
内部クロックまたは外部クロックが選択できます。
初期値は、内部クロック（周期1msec）です。-
内部クロック
設定された周期でデジタル出力をおこないます。
YdxDoSetClockInternal関数 を使用して、周期を設定します。 -
外部クロック
外部出力のタイミングでデジタル出力をおこないます。
YdxDoSetClockExternal関数 を使用して、使用するデジタル入力チャネルと入力タイミングを設定します。
-
-
YdxDoSetStartCondition関数 を使用して、サンプリング開始条件 を設定します。
出力動作開始後、指定した開始条件を待ってからサンプリングがおこなわれます。
ソフトウェア（自動）・外部トリガから選択できます。
初期値は、ソフトウェア（自動）です。-
ソフトウェア（自動）
すぐにサンプリングを開始します。
-
外部デジタル入力が、指定した状態になった時に、サンプリングを開始します。
YdxDoSetStartExternal関数 で、使用するデジタル入力チャネルと入力タイミングを設定します。
-
-
YdxDoSetStopCondition関数 を使用して、サンプリング停止条件 を設定します。
データ終了・外部トリガから選択できます。
初期値は、データ終了です。-
データ終了
設定されたデータを全て出力するとサンプリングを停止します。
-
外部デジタル入力が、指定した状態になった時に、サンプリングを停止します。
YdxDoSetStopExternal関数 で、使用するデジタル入力チャネルと入力タイミングを設定します。
-
-
YdxDoSetRepeat関数 を使用して、リピート 回数を設定します。
リピートとは、サンプリング開始条件（ YdxDoSetStartCondition関数 で設定）からサンプリング停止条件（ YdxDoSetStopCondition関数 で設定）までの動作を、繰り返しおこなう事です。
初期値は、無限です。
データの設定¶
以下のいずれかに該当する場合は、データを設定する前に YdxDoClearData関数 を実行してください。
- データバッファに残っているデータを破棄したい場合
- 指定したリピート回数で動作終了済みの場合
- 状態（動作済みリピート回数） を0に戻したい場合
ただしデータバッファ形式がリングバッファ形式に設定されている場合は実行不要です。
（データ設定時に自動的にクリアが実行される為）
YdxDoSetData関数 を使用して、データを設定します。
データバッファがFIFO形式の場合は、動作中 もデータの追加が可能です。
出力動作の開始¶
YdxDoStart関数 を使用して、デジタル出力動作を開始します。
動作状態の監視¶
YdxDoGetStatus関数 を使用して、動作状態を監視する事ができます。
出力動作の停止¶
設定された条件でのサンプリングが全て終了すると、デジタル出力動作は自動的に停止します。
エラー（サンプリングクロックエラー・ハードウェアエラー・通信エラー）が発生した場合も自動的に停止します。
また、YdxDoStop関数 を使用して停止する事も可能です。
ボードのクローズ¶
YdxClose関数 を使用してボードをクローズします。
終了¶
ボードへの電源供給を止めます。
参考¶
-
高機能デジタル出力のサンプルプログラムです。
デジタル出力を1000回おこないます。
動作状態の監視をポーリングでおこなっています。