データバッファ¶
データバッファは、ユニット内部にあり、データを一時的に記憶します。
パソコンからはデータをまとめて読み出す事が可能になるため効率的で、パソコン側の負荷を大幅に軽減する事が可能になります。
用途に応じて、FIFOバッファ形式とリングバッファ形式が選択できます。
- 形式の選択には YdxDiSetBuffer関数 を使用します。
- データの読み出しには YdxDiGetData関数 を使用します。
- データをクリアするには YdxDiClearData関数 を使用します。
FIFOバッファ形式¶
読み出しは、古いデータから順におこなわれます。
読み出されたデータは、バッファから破棄されます。
動作中 にデータを読み出す事が可能です。
読み出されていないデータがバッファに満杯の状態でサンプリングがおこなわれると、オーバランエラーが発生します。
※ 入力動作中にデータを読み込む事が可能ですので、データバッファが満杯にならないように定期的にデータを読み出す事で容量以上の長時間のサンプリングが可能になります。
リングバッファ形式¶
読み出しは、新しいデータからおこなわれます。
読み出されたデータは、バッファから破棄されません。
(再度読み出す事が可能)
動作中 にデータを読み出す事はできません。
読み出されていないデータがバッファに満杯の状態でサンプリングがおこなわれると、古いデータに上書きして記憶されます。
※ 全てのデータの読み出しの必要はなく、入力動作停止直前のデータのみ必要な場合などに有効です。