DIO-8/4RE-UBCの使用方法(Linux)
セットアップ
本製品は、USB-I2C変換にFTDI社のデバイス(FT4222H)を使用しています。
その為、セットアップではFTDI社のライブラリ(ドライバ含む)をインストールします。
2023/12/23現在の以下のバージョンに基づいて手順を記載しています。
(最新の情報については、FTDI社のサイトを参照してください。)
- LibFT4222 Linux Library (v1.4.4.170) and Examples
その他のバージョンについては、適宜読み替えてください。
ライブラリのインストール
FTDI社のサイトからライブラリをダウンロードしてインストールします。
ライブラリ(LibFT4222)を使用することで、USBからI2Cを簡単に制御する事ができます。
$ cd ~/Downloads
$ wget https://ftdichip.com/wp-content/uploads/2022/06/libft4222-linux-1.4.4.170.tgz
$ tar xfvz libft4222-linux-1.4.4.170.tgz
$ sudo ./install4222.sh
動作確認
動作確認の為、サンプルをビルドします。
$ cd examples
$ cc get-version.c -lft4222 -Wl,-rpath,/usr/local/lib
DIO-8/4RE-UBCをパソコンとUSBケーブルで接続してから、プログラムを実行します。
電源が供給されますので、金属などの導電性のある物とボードが触れないように注意してください。
$ sudo ./a.out
正常であれば以下のようなメッセージが表示されます。
Chip version: 42220300, LibFT4222 version: 01040409
サンプルプログラムの実行
サンプルをビルドして実行します。
$ wget https://raw.githubusercontent.com/y2cjp/DIO-8-4RE-UBC-ExampleC/master/test1.c
$ cc test1.c -lft4222 -Wl,-rpath,/usr/local/lib
$ sudo ./a.out
以下のようなメッセージが表示されて、デジタル入力値を表示します。
またデジタル入力値と同じ値がデジタル出力に出力されます。
Device 0 is mode-3 FT4222H (single Master/Slave):
0x0403601c FT4222
Chip version: 42220300, LibFT42222 version: 01040409
--- Loopback Test ---
Data: 00
動作確認が済んだら、Ctrl+Cで終了します。